【店長のための話】自分の役割を理解しているスタッフは輝いている

輝くスタッフは野菜?
自分の家が農業をやっているのでよく思うことなのですが、母なる自然というのは、素直です。
商品としての農作物は虫に食われていると良い値段がつかないのですが、味を基準に考えると、虫に食われた跡がある方がおいしい。
それは単純に味が美味しいという意味もありますし、人体に悪影響がある化学肥料や農薬が少ないことを意味しているということもあります。
そういう野菜は「早く食べてー」って言ってる声が聞こえてくるようです。
ところで、人間は、自分に与えられた役割を全うすると充実感が得られて嬉しいですよね。
これはアメリカの心理学者アブラハム・マズロー「欲求の5段階」における人間の最上位の欲求「自己実現」に相当します。
ちょっと変なことを言います。
野菜をはじめとする植物というのは、食物連鎖のほぼ底辺に位置付けられていますよね。これはある意味、何者かに食べられることが役割のひとつだということです。
ですので、食べられることが「自己実現」となるのです。野菜や植物にとって食べられるというのは、屈辱や悲劇ではなく、正しい人生を全うしたという、嬉しいことなんです。
だから、収穫したばかりの野菜とか果物というのは嬉しそうに輝いてるんですよね。
人間の社会でも同じです。
組織の中で輝いていない人は、自分の役割を与えられていないか、知らないのかもしれません。
美味しく育ってくれてありがとう、美味しく育ててくれてありがとう、という関係が人間同士でも築ければ、そこで働く従業員はみな生き生きと働けるのではないでしょうか。
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