【店長の考え】隠しごとはもうできない!

写真は長野県東御市の「雷電くるみの里」にある雷電為右衛門という江戸時代に実在した力士の像。
生涯勝率96.2%という、とんでもない強さだったらしいのですが、あまりの怪力で取り組み相手を張り手や吊り出しやかんぬきという技で骨折までさせてしまったらしいんです。
そのせいで、当時の相撲協会のような組織から、雷電の張り手やかんぬきは禁じ手となってしまったんだとか。
「出る杭は打たれる」などと言われますが、能力のある個人が組織に縛られる現象は、なんというか日本らしくて嫌ですねえ。個人の感想です。
現代社会はSNSの登場により、個人のプライバシーを特定されたり、隠し事まで明らかにされる世の中になり、それと同時に、企業や組織の隠し事もどんどん漏れ出す社会になっています。
しかしそれに気付かない、変われないトップがいる組織というのを良く目にするようになってきました。
いまだに、都合の悪い部分は隠そうとする隠ぺい体質。誰かにそこを指摘されたとしても、その体質を変えることができず、結局なにかのきっかけで炎上してしまうような感じです。
出る杭を打っていたつもりが、そのうちその杭を抑えていた手を自分のハンマーで打ってしまうような行為ですね。
本当に実力のある人や組織には、逆に隠そうとしても隠し切れない品の良さや誠実さのようなものが見えるもので、そういうものはどんなに打たれても、打ち負かされることがありません。
雷電もそうですが、強いものというのはいつだってシンプルなんですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません